アイツと、読書と、音楽と

岡村ちゃんに長患い

「青春」を歌ってもらえることの幸せ


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本日東京は小雨が降っております。寒い。 今朝の通勤時にはユニクロのライトダウンコートを着ている女性を見つけ、秋の深まりをますます実感いたしました。

さて、突然ですが、私は通勤時間が片道1時間半かかっております。 しかも乗り換えが2回ございますので、だいすきな本を読むにも集中できない。 だいたいにして、ぎゅうぎゅう詰めの電車ですので、本を読んでいると邪魔にな る。ということで、かれこれ6~7年ほど愛用しているWalkmanが私の通 勤のおともとなっているのです。

片道だけでもこれだけ長いので、アルバム1枚分は丸々聴くことができます。 このところ音楽の聴き方を悔い改めたわたくしは、なるべくシャッフルすること なくアルバム1枚を聴くようにしておりまして、聴き終ってもまだ会社にたどり つかない場合には、残り時間を岡村靖幸縛りシャッフル(これは来るべきコンサートにむけて、こころの準備をしておるのですよ、瞬時に何がきても対応できるように)にしております。

で、今朝はブルーハーツのこちら!

学生時代、私はブルーハーツを聴いてきませんでした。 大学に入ってカラオケなんぞに行くと、男子はよくブルーハーツを歌っていまし た。私の通ってこなかった道。普段少々小生意気だった後輩なんぞは、飲み会の二次会でカラオケに行くと泣きながらブルーハーツを歌い「この人たちは僕にとっては特別なんです」とつぶやき、その時ばかりは素直な少年の顔になっておりました。これと似たようなケースを私は数人知っており、「男子にとってのブルーハーツ=と・く・べ・つ」という数式をその際に覚えたものでした。

ヒロトの歌う姿が苦手でした。あれを最初に見た時のインパクトたるや、他にパ ンクを知らない田舎の子の私にとっては、度肝を抜かれる歌いっぷり。しかし不思議なほど音が外れない。一本芯の通った音を出し続けることができる。これと同様の驚きを持って見たのが忌野清志郎という偉大なるボーカリストなのですが、それはまた追々書くといたしましょう。 とにかく、私にとっては「特殊」なバンドとして位置付けていたのです。 (それにしても清志郎とチャボにせよ、ヒロトマーシーにせよ、あんな神様か ら選ばれた末のマッチング!みたいな組み合わせが出来上がる確率ってどれくらいなんだろう。天文学的な数字なんだろうなー、きっと)

ところが最近、40歳も過ぎてからブルーハーツの良さに目覚めました。若かりし頃は歌詞の意味も深く考えず、ただただ音楽として聴いていたのですが、この世間から見ていい加減オトナだろ、と見た目からしてそのご意見に全く抗えない状態になってからのブルーハーツは、じんわりと肝臓あたりに効いてくるのです。 おそらく彼らの音楽を聴くことにより、あの頃大人に対して、社会に対して抱い ていた夢と絶望、希望と反抗、その気持ちがぶわっとよみがえってくるのです。 そうさ、栄光に向かって走る あの列車に乗っていこう!っていうあの感覚が。 その感覚を自分がまだ持ち続けているという重要な事実を!

この力強い感覚は私のだいすきな岡村靖幸に関しても存在します。岡村ちゃんっ てば、人生山あり谷あり、難所だらけの道のりを歩んできたとは思えない、現在 に至ってもなお描き続けている青春の甘酸っぱさ。しかも昔よりますますキラキラしてますから、あの方! お若いご新規ファンがたいそう増えてはおりますが、やはりライブ会場に行けば、私を含めたファンの年齢層がかなり高いことは自覚できます。もちろん演ずる側の岡村ちゃんがステージから見渡したって、それは一目瞭然です。 しかし、彼は私たちに青春という言葉を惜しげもなく与え続けます。それはまる で、青春を思い出させるというセンチメンタルなものではなく、「自分次第でいつだって青春!!!」とまるで青春大学の校長先生の訓示のような力強さなのです。そう、あのコンサートのオープニングからエンディングに至るその全ての時 間は老若男女問わず、「完全なる青春時間」そのただ中にいるのです!

音楽って不思議なものです。色も形も匂いもないのに、ここまではっきりとした 感覚を感じさせてくれるのですから。いや、これもまたある種卓越したアーティ ストのなせる技なんじゃないかな、と思っています。