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アイツと、読書と、音楽と

岡村ちゃんに長患い

岡村靖幸「家庭教師」

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三大男性デコルテといえば、マツコ・デラックス、RC時代の仲井戸麗市、そしてこの家庭教師の岡村靖幸先生だ、2015年夏の私にとって。どうでもいいか。

88年、89年と半笑いで観てきた岡村DVDだが、まったく笑えない作品登場。それまで「オカムラ」と軽々しく呼び捨ててきた私が「ヤスユキ」と時折小さな声で呟くようになった大問題作。面白おかしい対象から、恋愛対象へと急激に変化した作品「家庭教師」の登場だ。
この「家庭教師」が出るまで、私の中では岡村は「軽々しく好き」という対象だった。作曲家としては相当尊敬していても、テレビで見る岡村靖幸は、やっぱりどこか笑ってしまう。ながら見でも全然大丈夫なはずだった。
しかし、アルバム「家庭教師」を聴き、そしてeZにてライブ「家庭教師」のメドレー部分を観てからというもの、もうそれを見つめる私の目はハート、表情は恍惚、一瞬たりとも目が離せない、そんな大恋愛時代に突入したわけだ。
えぇ、私にもそんな時代、あったんですよ。とほほほ。

とにかくこの作品、不満な点など一つもない。映像化してくれて本当にありがとうという気持ちしかない。曲数は少ないにせよほとんどフルバージョン。見ていてフラストレーションのたまる時間がない。そりゃ今見れば岡村の衣装はTHE90年代ーっ!といったものだが、そんな古さを蹴散らすような岡村ちゃんの色気、パフォーマンス、可愛らしさ。ついにVOGUEを取り入れ、格段に格好よくなったデンス。そして歌声の素晴らしさ。もう何度見ても飽きないんだ、これは。岡村ファンマストアイテムと言っても過言ではない。

修道女が赤ん坊を抱く映像から始まるオープニング、またこれが怪しさ数倍増しなのだが、一曲目がピーチタイムラビャッ、あの家庭教師のジャケットのイラストが描かれた白地の長袖Tシャツに、おそらく1時間半かけたのはこれのことだろうと思われる鶏冠ヘアー。ケミカルウォッシュのジーンズにシャツをイン。それなのにかっこいいのは、キレッキレのデンスと引き締まった顔&私のお気に入りのデコルテ!いつカッコよくなった、なんでカッコよくなった、どうやってカッコよくなった?もう首根っこをつかんでブンブンとゆすり倒したくなるような姿で登場。このDVDの中で岡村を観ない瞬間があるとしたら、それはダンサー、「ケンとコージロー」のケンがじっとりと岡村を狙う(本当に狙っているのかどうかは知らんが)姿と、純朗さんのアメフト姿を観る時だけ。そのくらい靖幸に集中してしまう。

なーなかなかなかなかなーかなー
なーなかなかなかなかなーかなー
両手首を左右にぶるんぶるん降る(E)na。ツアー「スポーツ」でこの曲をやってくれた時には相当嬉しかったなー。振り付け再現だもの。この曲ももっとやってくれればいいのに!
そしてギターソロのどや顔連発。ここの岡村は、震えるほど好き。繰り返し見ている場面。飽きることなし=先に進まず。

そして大問題の「家庭教師」へと突入。
今までのコンサートではステージ上には大掛かりなバスケットゴールや跳び箱といったものが置いてあったが、今回は机といす、そして卓上ライト。これが岡村史上最大の寸劇の重要アイテムとなるわけである。
今ではyoutubeなどでもたまにあげられているので、ご覧になった方も多いだろう。家庭教師の岡村ちゃんが、生徒エリコちゃん宅に初めて伺い、個人教授を始めるという設定。もうこの設定だけでも完全にエロに直結するのだが、エリコちゃんと会うまでに、エリコママの美しさに「好きになってしまいそうです!」と初対面とは思えないセリフをはき、紅茶の飲み方、ケーキの食べ方で見ているものの度肝を抜く。汗ダラダラの岡村のアップを大写しにするこの編集の素晴らしさね。ありがたい以外の何物でもない。

え?ここ笑うとこ?

そうでしょうとも、でも当時の私も、今の私も笑えないわけです。もうぽぅーっとしちゃう。そこにエリコちゃん登場。マット運動が得意なエリコちゃんと岡村先生は気が合いそうらしく、岡村先生の授業にも熱が入ります。
そして「オーライ、照明!」の掛け声(私はここをあえて「照明」という岡村ちゃんが好きで好きでたまりません)とともに、卓上ライトを持ち舞台中央に立っておもむろにジーパンのチャックを下す岡村ちゃん。そこに映し出されるのが伝説の紫のブリーフ…、とここまで書いていて、私、顔真っ赤です。明らかに手がチャックで止まんない状態。きゃーきゃーですよ、きゃーきゃー。
今これをやられたらどうするかなー。いや、やらないと思うけど、とりあえず想像だけは無料なので。笑うか?それとも恍惚とするのか、自分?まあ、やめておけ岡村。とにもかくにも岡村靖幸の真骨頂。この寸劇をやっている最中のバンドの音も実はすごく良いことに気が付くのは最近のことでございました。はい。

大騒ぎ(私が)の「家庭教師」が終わり「イケナイコトカイ」なのだが、おそらくこの時の「イケナイコトカイ」の歌唱が岡村史上ベストなのではなかろうかと思っている。ツアーエチケットから欠かさず歌ってきているこの曲、私の中の岡村の体調をみる上での重要指標となっているのだが、今が100だとすれば、この時は200。今が悪いのではなく、この時が凄まじく良い。よくもまあ、あれほどの寸劇をやっておいて歌えるねー、とも思えるのだが、そこが岡村靖幸たる所以。聴き惚れること間違いなし。薔薇もちゃんと抱えていらっしゃいます。

「どぉなっちゃってんだよ」のアレンジのカッコよさも忘れてはなりませぬ。
だいたい、オリジナルがあれほどすでにカッコいいのに、どうして他のアレンジをここまで完成させられるのか、そしてそこからまた進化させていくのか。ここが彼の言うところの車いじりと同じ感覚なのでしょうね。底が知れないというか恒久性を感じるというか。まあ、ポカリをかっこつけて飲んだのちのバーンと飛ばす風にみせかける瞬間と、髪の毛を結わえていない姿を観るためだけにこの曲どんだけリピートしているか、もはや数え切れません。

そしてそしてまたもや見せ場のDATEメドレー。見せ場多いなー、こんちくしょー!
これですよね、これ。この一連の流れの無駄のなさ、完璧感。
これを観るまで大嫌い(岡村曲で大嫌いなんて、私にしては珍しいのだが)だった「祈りの季節」があっと言う間に好きになってしまったのもこのおかげ。そしてケンの執拗なまでのねっとりとした視線に岡村がさらされまくるのもこのメドレー。
愛されていたーいならばーの後のすごい下から上に上がってくるあの動き、蛇みたいに官能的。あんなに汗かいているのにきっと触ったら冷たい、みたいな感じ。
「タイプータイプータイプー?」と聞きながら「聞かなくてもわかっているよ」みたいなドヤ感。すべてが神がかり。

そしてラストがあのロン。これほどまでに濃厚なものをみせておきながら、ラストは青春一本勝負。もうキラッキラですよ、岡村ちゃん。まぶしすぎるのです、この流れでの靖幸の姿は。はぁ~。

59分の作品とは思えないほど満腹。私が死ぬときには、ちゃんと息子に言って、岡村ちゃん大百科とこのDVDだけは棺に入れてもらう。だって、あの世に売ってなかったら困るもの。

あ、でも追加して言いますと、これほどまでに最上級の褒め言葉を並べましたが、私の中で本日現在の岡村靖幸が最上級にかっこいい、ということも付け加えておきます。これ、大事なことなので。

01 : Peach Time
02 : (E)na
03 : 家庭教師
04 : イケナイコトカイ
05 : どぉなっちゃってんだよ
06 : DATEメドレー(DATE~生徒会長~いじわる~Punch↑~祈りの季節~いじわる)
07 : あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう

魅惑のデコルテ
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