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アイツと、読書と、音楽と

岡村ちゃんに長患い

映画「BEAT CHILD1987 ベイビー大丈夫か」

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岡村靖幸ファンの私ですが、今回はブルーハーツ佐野元春が見たくて、行ってまいりました。
会社帰りの平日18時半、映画館に駆け込むと、私を含めて10人。よりによって、かなり大きなスクリーンに10人。まさに、ベイビー、大丈夫か?状態。

かねがね噂では聞いていたフェス、想像を絶する酷さでした。ここ数年降るゲリラ豪雨、あれが一晩中降っている、その真っ只中に自分がいることを想像してみて下さい。その会場に7万人。よく、催行されたもんです。死人が出なかったのが不思議なくらい。とにかく、この危険な雨が気になって、全然集中できなかったな、映画。

ブルーハーツは最高でした。
清志郎の若い頃の映像を見るといつも、スーパーボールみたいな人だと思うのですが、ヒロトは、そのスーパーボールを身体中から数限りなく飛ばしながら歌う男だなーと思います。そして人を惹きつける笑顔と、常に張りのある歌声。マーシーもカッコイイ!

舞台の上の人にも雨は一番強いシャワーのように降ってきます。もう滝のレベル。それがまるで、本人の演出のようにさえ見えたのは氷室京介。なんですか、あの信じられない格好良さ。当時はなんのありがたみもなく見ていた人ですが、いやービックリしました。俺が降らせてる、くらいの勢いで歌う姿の輝けること限りなし。体幹が定まっているんだろうなー、寸分のブレなし。さすがヒムロック。そして、布袋は雨の中にいさせちゃダメだ。完全にアンガールズの山根と見分けがつきませんでした。

ダイヤモンド☆ユカイの、まだロックスターだった頃を拝み、スライダーズの蘭丸の可愛らしさを懐かしみ、白井貴子の歌のうまさに舌をまき、ハウンドドックの暑苦しさに、いくら宮城県人とはいえ、嫌いなものは嫌いだわ、と再確認。

さて、尾崎豊です。
10代の線の細さとは違う、20代の凄みのました尾崎豊が歌うシェリー。私が一番尾崎の中で好きな曲ですが、これは絶対尾崎以外は歌っちゃだめだ。やはり伝説として生きることを運命付けられたミュージシャンなのでしょう。

渡辺美里。19才の秘かな欲望!岡村作曲の大好きな歌。まさにわたしが美里ちゃんを聴き始め、岡村靖幸を作曲家として認識し始めた頃の声。もう涙が出てきました。この声があったからこそ、今の私の音楽に関する情熱があるんだわ。

岡村靖幸。フェスを見に来た人達にとっては、ぽっと出の得体の知れない新人時代。完全にアウェーです(笑)。
たぶん、なんだろうこの人、だったでしょうね、スルーしたいけど、なんか気になる。気持ち悪いけど、ちょっとまだ見ていたい。そう、それが正しい岡村靖幸への道程。全くコール&レスポンスが噛み合っていない、今となっては貴重な映像です。

そして最後に御大、佐野元春先生。
会場がどんなにめちゃくちゃでも、体温調節ができなくなっても、やっと一晩の地獄から開放され、朝日が差すその会場で聞いたSOMEDAYが最高でないわけがない。もう神様みたいに見えただろうな。

とまあ、駆け足で紹介しましたが、今回感じたことは、抜群にみんな歌がうまかった。劣悪なステージコンディションを感じさせないボーカルの強さ、かっこよかった!雨のせいにはしない、そんな迫力というか、意志が全てのミュージシャンから伝わってきました。

この時代、これらの音楽は全く特別なものではなかったのです。ラジオを聞けはバンバン流れていたし、クラスの友達とCDの貸し借りをして、新しい音楽をたくさん吸収していた時期。それぞれが違った音楽を聴き、そこから学ぶことが多かった時期。音楽がいまよりもっと開かれていた時期だったなー。

あ、ナレーションは、全くいらないと思いました。全ては映像の中に表現されてました。うーん、久しぶりにブルーハーツでも聴くか!