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アイツと、読書と、音楽と

岡村ちゃんに長患い

林光

音楽

先日、作曲家の林光先生が亡くなりました。
80歳でした。


私は、小・中・高と合唱部に所属していました。
特に高校の合唱部は厳しく、朝練、昼練、夕練と
休む暇がなく、人数も少なかったので一人当たりの
負担も大きく、伝統ある学校だったためプレッシャーも
あり、少しばかり歌うことに疲れていた時期がありました。


そんなとき、山形で活躍する合唱団「じゃがいも」の指揮者
鈴木義孝さんが客演で棒を振ってくださることになりました。
カチカチに固まっていた私達の心に何の躊躇もなく入ってきた
先生が私達に教えてくれたのが林光の世界でした。


砂漠が水を吸うように、私たちは林光の歌を吸収していきました。
林先生の歌は、生きるということそのものでした。
今まで細かい時間軸を勝手に割り振っていた私達にとって
その音楽はこの世界の歴史そのものであり、永遠をあらわす
ものとなりました。


大作曲家の林先生が、わざわざ仙台の私達の高校の演奏会に来てくださり
最後に並んでサインをもらったこと。合唱団じゃがいもの演奏会の
打ち上げで、一晩中林先生のピアノで歌い明かしたこと、
今にして思えば、これ以上贅沢な経験は二度とできません。


先生が亡くなったことは本当に悲しいし寂しいし、未だに
信じられませんが、これだけたくさんの「うた」を遺して
下さったのだから、それを大事に私達は歌い続けようと
思います。
きっと今頃は、胸に赤いハンカチーフを差し、天国のピアノに
向かい、たくさんの仲間たちと歌っていることでしょう。


先生、ほんとうにありがとうございました。

林光 オペラ森は生きている

林光 オペラ森は生きている


林光:うた

林光:うた